古いエアコンのクリーニング

2018年6月24日

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 (写真はイメージです。本文中の機種とは関係ありません。)

 賃貸住宅にお住いのお客様より、備品として設置してあるエアコンの中が真っ黒なので、クリーニングして欲しいとご依頼を賜わりました。ご訪問し、吹き出し口から中を覗かせていただくと、カビとホコリが固まって付着していました。


見たところ、20世紀末に製造された「ミレニアム物」で、電源が入り、リモコンも反応しているので、取り敢えず本体カバーを外せれば洗浄出きると踏んで作業に取り掛かりました。


「前面パネルを開いて、フィルターを外してぇ〜」と何時もの手順で分解を開始したのですが!「前面パネルが無い。。。」


 

 良く見ると本体カバーに、直接フィルターを差し込むタイプ。のっけから今のエアコンと勝手が違い、雲行きが怪しくなって来ました。


ネジを外し、カバーに手を掛けた瞬間。カバーの端に ペキッ ‼︎っと音が走り小さな爪がポロリと落ちるではないですか。破片を拾って力を掛けると、経年劣化で卵の殻並み??に、外装カバーのプラスチックが脆くなっています。このまま進めると、相当しならせないと外せないルーバーや、天井いっぱいに取り付けられたカバーの上部爪を折ってしまう事が懸念されます。

 「お客様。今なら、クリーニングで綺麗にはなりませんが、現状のままでご使用いただけます。どうしてもクリーニングをご希望であれば、カバーを外す努力は致しますが、一部破損させてしまう危険があります。その場所、メーカー様の部品供給が終了していると思いますので、完全な修理は無理で、テープ留め等の応急処置となってしまいます。如何されますか?」とご提案。

 結局、一旦作業は打ち切って、一度大家さんに、エアコンの新調を交渉される事になりました。


賃貸住宅の場合、エアコン付きで募集されるケースも増えていますが、退去後のハウスクリーニングに、エアコンクリーニングを含めるケースは多くありません。そもそも、備品の維持管理責任と耐用年数(現状回復責任にも関係して来ますが)の関係で、備品(エアコン)を快適に使用する為のクリーニングは家主の責任なのか?賃借人の責任なのか? 難しい問題です。

 残置物として取り扱われている場合もありますので、契約書に戻ってご交渉されればと思います。

 宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士    内村泰秀

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